不登校経験ありのおっさんが語る「ゆたぼん」こと不登校ユーチューバーの危うさについて
高校時代に1年間の不登校経験を持つ俺から一言言わせて。
「学校には行っておけ。せめて小中学校ぐらいはな。」
まず、ゆたぽんの主張は、「学校は行かなくて良い。不登校は不幸じゃない。」と言うメッセージがあります
でも、動画を見てみると、
「宿題をやりたくないから学校に行かない」
「先生や親の言うことを聞く周りの子供たちが、ロボットに見えた」ですね。
宿題をやりたくないから学校に行かないと言うのは、単なるわがままだしそれは逃げだよね。
勉強は出来たら面白いし、だんだんとゲーム感覚で問題を解く感覚になって来ます。
特に小学校では、人生において最もよく使う計算や読み書きを勉強します。例えば、割合の単元が分からないと、セールの時に同じ金額の商品を買うのに、3割引より15%オフの店で買ってしまうみたいな事が起こります。
それに小学校の宿題なんてカスみたいな量だし、最近は宿題が増加傾向って言うけど、1時間もあれば終わるでしょ。
勉強出来るやつは勉強が面白いから家に帰ってすぐやるか、つまらなくてもすぐやって親を満足させといてから遊ぶって事も出来るよね。
やりたくない事をやらずに家で遊んでる不登校ならそりゃ不幸じゃないよね。
ゆたぼんは不登校じゃなくて単なる登校拒否。ヤンキーがタバコ吸ってカッコいいと思ってるのと同じ。
ヤンキーはタバコを勧めてこないけど、ゆたぼんは不登校の子供たちを救いたい的なことを言ってますね。
頼むから、自分の巣から出て来るのはやめてくれ。
生徒や教師からのイジメで学校に行けなくなった人たちを僕は何人か見てきた。俺が高校を留年して1年不登校になった時だ。
そう言う人たちは、自分ではどうしようもない外的要因で学校に行けなくなったわけで、ワガママでいかないゆたぼんとは訳が違う。
それなのに不幸じゃないと言われても、はぁそうですかとしか言いようがない。
自分も不登校経験者だけど、自分で蒔いた種だから、学校には復帰できた。自分次第でなんとか出来たから。
俺の場合は、高校が進学校で周りは頭が良い奴らばかりだった。中学時代に土日に毎週10時間勉強して根性で入学した俺とは違って、みんな地頭がよかった。
授業のレベルの高さに追いついていけず、予習を怠った俺はその授業に出たくないと思い1日学校休んだ。
これが悪夢の始まり。
勉強ができない→授業で当てられて答えられないのが恥ずかしい。失敗が怖い→学校に行きたくない
と言う負のスパイラルに陥るきっかけを自分自ら与えてしまった。
そこから奈落底に落ちるのに時間わからなかった。どんどん授業がわからなくなりわからなくなるにつれ休む日数も増えていった。
そして、完全に学校に行かなくなった俺は、大検スクールに行って、大検を取得したのち大学受験をしようと思った。
でも、そのスクールにはいじめられたりとかの理由で学校に行きたくても行けない人ばかりだった。
でも、彼らは立ち直って生き生きと日々を過ごしていた。
彼らの一人が言いました。
「学校行ってる方がよっぽど楽だよ。
まだ辞めてないなら。行っときな。」
それがきっかけで僕は1年後、もう一度1年生から始めることにしました。
そう、自分で蒔いた種ならば、自分で刈り取れる。小学校の勉強ぐらい嫌でもしろと言いたい。
図工の時間とか、音楽の時間とか楽しかったし、放課後は先生に黙って秘密基地を校内につくって遊んでたし。先生から殴られることはあったけど、先生とはそう言うものだと思ってたし。
基本的に小学校は本当に楽しかった。
その楽しさを得ていれば、宿題ぐらいなんてことはないはずだろう。
まぁ、小学校も行かないようなクソガキが人生を語るなと思うわけです。
片腹痛い。かっかっか。